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松心園初診

やっと、やっと松心園の初診がまわってきました。
最初に電話で申し込んだのが、18年の12月。
そのときは3年半待ちときいていたので、雨くんが7歳半!?と思っていたので、早くなってよかったです。
連絡があったのが昨年の11月で、仕事がどうしても休めず今日に伸ばしてもらっていました。
でもできるだけ就学前の早いうちにと思っていたので、がんばって仕事を辞める前に入れてしまいました。

枚方って、土地勘もないし、最近雨くんのカーナビに対するこだわりが強くてナビが使い物にならないので、電車で行くことにしました。
電車好きのし雨くん、ただ受診に行くだけより受け入れてくれるはず。
カメラも持参し、思いがけず旅行気分。

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              地下鉄御堂筋線です。


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長い間電車に乗っていると「まだ~!?」攻撃にあうので、事前の準備はしっかりと。
電車に乗るときのルールをラミネートしかばんにつけたり、停車駅をすべて書き出し本人がチェックして見通しがもてるようにしたり、アメやラムネなどのお菓子も準備。
停車駅をチェックするシートは思いのほか好評で、どこで乗り換えするのか、降りたらどうするのか書いておいたので、とてもスムーズでした。


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初めて乗る京阪電車に大興奮!
特急のテレビカーに乗ることができ、2階からの景色を楽しんでいました。

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枚方市駅は私も初めてで、駅の建物の中にある飲食店をいくつか調べてきていたのですが、改札を出たらどこへいったらよいかまったくわからず、しぃくんも不安がるので一番近い喫茶店でランチを頼みました。
その後ジュースバーでマンゴージュースを飲む^^

松心園の近くまでバスが出ているようですが、バス乗り場を探すの大変なので、行きはタクシーで行きました。
ちなみに750円でした。

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13時の診察予定だったので、昼食の時間も含めて10時半に家を出るつもりが、予定より早く雨くんが行きたがったので、30分早く着きました。
ロビーにはオモチャや絵本がちょっとあって、そこで遊んで待ちます。

ここからは長いので興味のある方はどうぞ~^^







13時になり、子供は心理士さんと2階で発達検査。
写真と文字でスケジュールにして見通しをもたせてくれています。
その間親はケースワーカーさんと成育歴の聴取。
このとき何歳でどんなことがあったか聞かれるので、今までのことをまとめてあるファイルを持っていってよかったです。
だいたい2時45分ごろに一旦終わり、心理士・ケースワーカー・ドクターの3者で検討されます。
30分~1時間くらいとのことでしたが、タップリ1時間かかっていました。
その間ロビーで待っているのですが、雨くん飽きたら辛いナァと思っていると、小学生くらいの姉弟が来ていて、その子たちとまじって盛り上がって遊んでいたのでよかったです^^

その後ドクターから簡単に説明があります。
ドクターは検査の間中、別室から行動観察をしているそうです。
その様子からの所見。
@言葉の受け取りかたが、本人独特でまさに字義どうりにうけとってしまう。
@視覚的にも独特にとらえていることがある
@援助要求がだしにくい
@自分に自信をなくしている様子がある

それと今回はじめてのCARSという自閉症の強さをみる検査(すみません、勉強不足でまだよく調べていません)では、軽度~中程度の自閉症。
K式の発達検査では結果にばらつきはあるものの知的に遅れがなく、診断は高機能自閉症とのことです。
衝動性が心配なので、ADHDを合併していないかという質問には、未就学の場合はまだなんともいいがたく、見ている限り自閉症の特性としての見通しのわるさによる不安から落ち着きがないのではないか、とのこと。

本人はふざけているわけではないが、言葉の解釈のしかたがちがうため、保育所などでもみんなと同じ行動が取れなかったりして、自信のなさにもつながっているのかな、とおっしゃっていました。
私が仕事で忙しくしていて、じっくり関わってあげられないから自己否定感がでてきたんじゃないかと自分を責めていましたが、それだけじゃないということがわかりました。
でも対応を考えてあげないと、ストレスも溜まるだろうし、学校でも辛いだろうなと思います。
先生の話を聞いていて、あ~~なるほどなぁ!納得することばかりで、この障害のむずかしさ、本人の生きづらさを実感しました。

告知についてですが、支援学級を利用するにあたって、告知したほうがいいのかなっておもっていたのですが、今は自己否定感もあるので当面はいいところや出来ているところを認めてあげたうえで、誰でも苦手なことはあるけどあなたはここがチョット苦手で手伝ってもらったほうがいから、支援学級を利用するんだよ、みたいに言ってあげたほうがいいのでは、とアドバイスしてもらいました。

とにかく、就学前はあれもこれもってどこの親御さんも焦るけど、焦ると本人もしんどいのでできないところは就学してからゆっくり取り組むつもりで・・・とのことです(目からウロコ)


次回は1ヵ月後に詳しく書面で記載されてもので説明をしてくれるとのことで、親だけの受診です。
(どうやら文書作成料として5250円いるらしいです)
それを学校の先生にもみてもらって、この子はこういう言葉の受け取り方をするのでということをいっておかないと、本人も先生もしんどいみたいです。


今までの受診とか発達検査とかって、その場だけでコメントをもらうだけだったのですが、3者で話し合ってもらって、一回の受診でも的を得ていて納得できるものでした。
母子センターでは検査もなく、診察室でお話するだけだもん。

さて行きはよいよい帰りは・・・と危惧していたので、帰りも電車の停車駅を書いたスケジュールを準備。
ただ、夕方のラッシュにぶつかるし、検査後で疲れているだろうし、どうなるかとヒヤヒヤしましたが、恐竜カードをながめたり、絵を描いたりしてなんとかやりすごしました。
苺ちゃんを実家に預けていたので、合計電車3本バス2本と行きより大変で、疲労の極限に達した雨くんを最後はおんぶしたりひきずって実家までたどりつきました^^;

今回の所見とアドバイスをもとに、2月からの家庭での生活や関わり方をじっくり考えたいと思います。

長々と書きましたが、記憶のあるうちに書き残しておきたかったので・・・読んでくださった方、ありがとうございました^^
by yukkurideiiyo | 2009-01-27 23:37